キャリア?就職支援プログラム「【社会を知る講座】SDGs×ビジネスの真の融合に迫る」—開催レポート
キャリアセンター
2022/07/08
キャリアの立教
OVERVIEW
6月21日(火)、キャリアセンターによる全学生を対象としたキャリア?就職支援プログラム「【社会を知る講座】SDGs×ビジネスの真の融合に迫る」をオンラインで開催しました。
「社会を知る講座」は、急激に変わる社会の変化について学生にわかりやすく伝えるプログラムで、2014年度から開催しています。
今回は、積水化学工業株式会社、日産自動車株式会社、日本コカ?コーラ株式会社の協力を得て開催。SDGsの基礎解説をはじめ、各企業のSDGs×ビジネス事例の紹介、SDGs×ビジネスで収益は上がるのか、今後のSDGs×ビジネスの展開等、異なる業界の視点から話を伺う場となりました。
今回は、積水化学工業株式会社、日産自動車株式会社、日本コカ?コーラ株式会社の協力を得て開催。SDGsの基礎解説をはじめ、各企業のSDGs×ビジネス事例の紹介、SDGs×ビジネスで収益は上がるのか、今後のSDGs×ビジネスの展開等、異なる業界の視点から話を伺う場となりました。
はじめに、キャリアセンターから、日本のSDGs実施方針や企業が社会課題に取り組まなければならない理由、SDGsウォッシュ、CSR活動との違いといった、SDGs×ビジネスを取り巻く基礎知識について説明を行いました。
その後、積水化学工業株式会社ESG経営推進部担当部長の三浦仁美氏、日産自動車株式会社サステナビリティ推進部主管の松原雅一氏、日本コカ?コーラ株式会社広報?渉外&サスティナビリティー推進本部副社長の田中美代子氏より、本業を通じたSDGsの取り組み事例についてご紹介いただきました。
積水化学工業株式会社ESG経営推進部担当部長 三浦氏
積水化学工業では製品を作るときだけでなく、お客様に使っていただくときも環境や社会課題解決に貢献できる製品づくりに取り組んでいると説明がなされ、その例として、工業化住宅セキスイハイムの「おひさまハイム」などの紹介がありました。
日産自動車株式会社サステナビリティ推進部主管 松原氏
生産活動並びに製品?サービスからのCO2排出量削減の取組みのほか、EVを活用して地域課題解決を目指す日本電動化アクション『ブルースイッチ』、自動運転など安全技術の拡充、EVバッテリーの再利用?再製品化といった事例紹介がありました。
日本コカ?コーラ株式会社広報?渉外&サスティナビリティー推進本部副社長 田中氏
100%リサイクルPET製品の展開拡大、ラベルレス?パッケージレス製品の強化、ボトルの軽量化推進などの事例紹介があり、2030年までに全てのPETボトルを100%サステイナブル素材に切替えるといった2030年目標についても説明がなされました。
上記ののち、パネルディスカッションに移行。「SDGsビジネスで収益は上がるのか?」というテーマについて登壇者から発言がありました。
パネルトーク1 SDGsビジネスで収益は上がるのか?
三浦氏からは、積水化学工業は自社製品や事業のポートフォリオとしてSDGsビジネスで収益を上げるべきだと考えており、「社会課題を解決するSDGsビジネスで高収益を目指す」というプレミアム枠を自社内で設定し、戦略的に事業を行っていると説明がありました。
松原氏からは、収益は上がると発言があり、2010年から本格的に販売しているEVにおいては、一般的に高い収益化が難しいとされる軽自動車カテゴリーのEVを発売するまでに至っており、適切な収益を出せている証であるとの説明がありました。
田中氏からは、飲料業界においてはSDGsビジネスですぐに高収益を出すことは難しいが、消費者がサステイナブル製品に付加価値を見出す社会になれば収益は上がっていくであろうし、近い将来そうなるのではないかと説明がありました。
松原氏からは、収益は上がると発言があり、2010年から本格的に販売しているEVにおいては、一般的に高い収益化が難しいとされる軽自動車カテゴリーのEVを発売するまでに至っており、適切な収益を出せている証であるとの説明がありました。
田中氏からは、飲料業界においてはSDGsビジネスですぐに高収益を出すことは難しいが、消費者がサステイナブル製品に付加価値を見出す社会になれば収益は上がっていくであろうし、近い将来そうなるのではないかと説明がありました。
「今後のSDGsビジネスの展開について」というテーマでは以下のような発言がありました。
パネルトーク2 今後のSDGsビジネスの展開について
三浦氏からは、技術と技術の掛け合わせや、他企業?自治体との連携によって、良い製品やサービスをより早く世の中に普及させることを目指していると発言があり、その例として、微生物の力でゴミからエタノールを生成するといった事例が紹介されました。
松原氏からは、長期ビジョン「Nissan Ambition 2030」が紹介され、今後はEVなど電動車ラインナップの拡充、運転支援技術の進化、全固体電池の市場投入を目指していくこと、それらの活動?取り組みがSDGs達成に大きく貢献すると説明されました。
田中氏からは、2030年までに温室効果ガス排出基準のスコープ1?2で50%、スコープ3で30%のCO2削減を目指しており、プラスチックのリサイクルに加え、省エネ自動販売機の導入にも注力していくと説明がありました。
松原氏からは、長期ビジョン「Nissan Ambition 2030」が紹介され、今後はEVなど電動車ラインナップの拡充、運転支援技術の進化、全固体電池の市場投入を目指していくこと、それらの活動?取り組みがSDGs達成に大きく貢献すると説明されました。
田中氏からは、2030年までに温室効果ガス排出基準のスコープ1?2で50%、スコープ3で30%のCO2削減を目指しており、プラスチックのリサイクルに加え、省エネ自動販売機の導入にも注力していくと説明がありました。
最後に行われた質疑応答では学生から約50もの質問が寄せられ、登壇者のみなさんはそれぞれの立場から、時に個人的な見解も踏まえて真摯に回答くださいました。
新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、当日はオンラインでの開催となりましたが、SDGs×ビジネスをキーワードに社会の変化について知り、これからの学生生活を含めた人生をどのように生きていくのかを考えるきっかけとなるプログラムになりました。
新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、当日はオンラインでの開催となりましたが、SDGs×ビジネスをキーワードに社会の変化について知り、これからの学生生活を含めた人生をどのように生きていくのかを考えるきっかけとなるプログラムになりました。
※記事の内容は取材時点のものであり、最新の情報とは異なる場合があります。
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